入れ歯治療の流れ

来院されましたら、受付にて保険証と診察券（再診の場合のみ）をご提示ください。合わせて、お薬手帳（もしくは服用中の薬剤に関する情報）もご用意ください。続いて問診票をお渡ししますので、記入をお願いいたします。

当院では、患者様をなるべくお待たせせずに済むよう、予約制を採用しております。受診を希望される方は、お電話もしくは予約フォームより事前に予約をお取りください。

カウンセリングの終了後、検査を始めます。

ミラーや探針などの検査器具を用いて、歯や歯ぐき、あごの骨の状態を検査。併せて、レントゲン撮影とＣＴ撮影を行います。より良い治療を行うためにも、まずは現在のお口の状態を細かく確認しましょう。

治療計画に同意していただけましたら、いよいよ治療のスタートです。

歯周病やむし歯がある場合、当院では先にそちらの治療から始めます。入れ歯は、歯と歯ぐきで支えるもの。だからこそ、事前に歯と歯ぐきの治療をしっかりと行っておくことが重要です。

入れ歯の治療に入りましたら、若い頃（天然の歯がお口にあった頃）のお顔の写真をお持ちください。入れ歯作りの参考にいたします。

まずは、あごの形や頬の動きの型をお取りし、その型をもとに模型を作製。そして、咬合器を使って噛み合わせの位置を決定していきます。その後、歯科技工所にて実際に入れ歯をお作りします。

入れ歯が完成しましたら、実際にお口に装着します。入れ歯にガタつきがないか確認したり、入れ歯を支える歯ぐきの状態をチェックしたり、お手入れ方法の指導を行ったりなど、患者様が快適に入れ歯を使い続けられるようサポートします。

なお、治療が終了した後も、当院では定期的なメインテナンスをご提案しています。メインテナンスでは、上記のような入れ歯やお口の確認に加え、歯のお掃除「PMTC」や歯石・歯垢（プラーク）を取り除く「スケーリング」といった歯のクリーニングをご提供。加えて、歯周病やむし歯のチェック、日々の歯みがき方法や食生活に関するアドバイスも行っています。

入れ歯をお使いになる方にとって、メインテナンスと日々の歯みがきは本当に大切なこと。正しい入れ歯を使っていると、お顔全体の印象が若返ります。

健口寿命が長くなれば、その分だけ長生きできます。入れ歯を作り、しっかりと物を噛んで食べることで、認知症の予防に努めましょう。認知症になってから正しい入れ歯をお作りするのは、困難だと言わざるを得ません。

また、寝るときには入れ歯を外し、清潔に保つよう心がけましょう。入れ歯は患者様の体の一部になります。

当院の最終的な目標は、患者の皆様のお口の健康を維持し、可能な限り寿命を延ばすこと。そのための歯の治療であり、歯周病治療であり、入れ歯作りであり、定期的なメインテナンスなのです。

ぜひ私たちと一緒に、お口の健康、ひいてはお体全体の健康を守り続けていきましょう。